UbuntuにSSHサーバーをインストールしてリモートで操作する

Linuxでのコマンド操作に慣れたら、SSHを使ってネットワーク上の他のPCをリモートコントロールしてみよう


SSHとは

SSHとはネットワーク上にある他のPCに暗号化しつつ安全に接続する通信方式の一つです。
SSHでリモート接続を行うには接続する側(クライアント)と接続される側(サーバー)の2つを用意する必要があります。
Linuxを使っているとどちらも使う機会が出て来るかもしれません。

UbuntuでSSHを使えるようにする

Ubuntuでは以下のコマンドでopenssh-serverをインストールするだけでクライアントとしてもサーバーとしても使えるようになります。

$ sudo apt-get install openssh-server
それでは試しに自分自身にSSHで接続してみましょう。
以下のコマンドでユーザー名testのアカウントにSSH接続を行います。
$ ssh test@localhost
今回はテストとして自分自身に接続するので接続先IPアドレスをlocalhost(127.0.0.1)にしています。
本来であればlocalhostの部分に接続先PCのIPアドレスを指定します。
The authenticity of host 'localhost (127.0.0.1)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
Warning: Permanently added 'localhost' (ECDSA) to the list of known hosts.
test@localhost's password: 
Welcome to Ubuntu 14.04.4 LTS (GNU/Linux 4.2.0-27-generic x86_64)

 * Documentation:  https://help.ubuntu.com/

Last login: Wed Mar  9 03:40:58 2016 from 192.168.254.128
うまく接続できると接続先ユーザーのパスワードが尋ねられます。正しいパスワードを入力するとログイン完了です。
ログアウトするにはexitコマンドを実行します。


メモ
LinuxでIPアドレスを知るにはifconfigコマンドを実行します。(Windowsではipconfig)
実行ご表示される「inetアドレス」の部分が現在操作しているPCのIPアドレスになります。

Windowsからリモートで操作する

Windowsを操作側(クライアント)にするにはクライアントのソフトウェアをインストールする必要があります。
[Tera Term]
Tera Termを起動すると以下の様に接続先の入力画面が表示されます。
「Host」の部分に接続先IPアドレスを入力し接続します。

接続が成功するとコマンドを使ってリモート・コントロールすることができます。


[WinSCP]
scpはssh接続を使ってファイル転送を行うコマンドです。
WinSCPを起動すると接続先設定が表示されます。File protocolをSCPにしてHost名、ユーザー名、パスワードを入力して接続します。
接続が成功すると接続元と接続先のファイル一覧が表示され、ドラッグドロップでファイルをコピーできます。

他のPCからVMware Workstation Player内のUbuntuに接続できるようにする

VMware Workstation Player上で起動したUbuntuにSSHでリモート接続するにはVMware Workstation Playerの設定を変更します。

「仮想マシン設定の編集(D)」からネットワークアダプタの項目を選択し、ネットワーク接続を「ブリッジ」に変更します。




0 件のコメント :