VMware Workstation PlayerにインストールしたUbuntuを使ってみる。基本的な使い方や設定をメモ
Ubuntuを操作する
基本的にWindowsの操作方法と同じです。
起動するとログイン画面が表示されます。インストール時に設定したパスワードを使ってログインします。
上側はツールバーになっておりUbuntuの設定や開いているアプリの設定などができます。右上の電源ボタンマークからシャットダウンなどの操作ができます。
アプリはスマホのようにアプリストアから追加することができます。
インストールされたアプリは検索から探して起動することができます。
試しに初期インストールされている「Terminal」を検索してみましょう。
ターミナルはWindowsで言うコマンドプロンプトの様なもので、Linuxでは様々な操作をコマンドで行うことができます。
Linuxを使うのに慣れた人は基本的にコマンドを使って操作を行います。Linuxではコマンドを使用しないと出来無い事もあるのです。
日本語環境を整える (日本語版インストール時は不要)
Ubuntuを日本語化
英語版Ubuntuをインストールした場合はまず日本語パッケージをインストールする必要があります。
ターミナルを開いて次のコマンドを1行づつ実行していきます。
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/trusty.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
「password for <ユーザー名>」と尋ねられます。この時はインストール時に設定したパスワードを使用します。sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja
「Do you want to continue? [Y/n]」と尋ねられますが、実行する場合は「Y」を入力して続行します。これで日本語パッケージのインストールは完了です。
しかし、まだ日本語表示にはなっていません。設定から言語を日本語に変更する必要があります。
左側の設定アイコンから設定画面を表示し、「Language Support」を選択します。
この際「The language support is not installed completely」と表示されるかもしれませんが、「Remind Me Later」を選択しておきます。
言語設定の言語リストの中に「日本語」が追加されているのでドラッグドロップで一番上に移動します。
「Apply System-Wide」で変更を適用し、同じように「Regional Formats」タブの方も日本語に変更しておきます。
日本語の設定が適用できたら一度ログアウトします。
再度ログインするとUbuntu全体が日本語表示になります。フォルダ名を日本語表示にするかどうか尋ねられます。
日本語入力設定
キーボードのレイアウトが英語になっていて日本語入力ができない時があります。
「fcitx」を検索し、Fcitx 設定を起動します。
起動すると「キーボード-英語(US)」が一番上になっているのでマイナスボタンで削除します。
さらにマイナスボタンの横にあるツールボタンとキーボードボタンからキーボードレイアウトを日本語に指定しておきます。
日本サーバーからのダウンロードに変更
アプリなどをインストールする際にアプリのパッケージをダウンロードしてくるサーバーを日本のサーバーにすることで高速化につながります。
[設定]-[ソフトウェアとアップデート]の「ダウンロード元」を日本のサーバーに変更しておきます。
よく使うコマンド
su
Linuxを操作するのにユーザー権限とルート権限での実行という2つの実行方法があります。
ルート権限はOSのシステムファイルにアクセスが必要な際に必要となる権限で、Windowsの「管理者権限で実行」と似たようなものです。
ルート権限になるにはsuコマンドを実行するだけですが、初めて使用する際はまずルート権限用のパスワードを設定します。
sudo -i
passwd
これでsuコマンド実行後のパスワードを設定できました。実際に実行してみて分かるようにユーザー権限での実行時には「$」、ルート権限での実行時には「#」の表示になっています。
コマンド解説サイトではこの記号で権限の状態を表しているところが多いです。
(一時的にルート権限で実行するsudoコマンドもあります。コマンドの先頭にsudoを付けるだけでルート権限で実行する事ができます。)
apt-get
apt-getコマンドはアプリパッケージの管理に使用します。
[アプリパッケージ情報を更新する]
$ sudo apt-get update
利用可能なアプリリストを更新します。インストール済みのアプリの更新があった場合にアップデート情報が通知されたりします。[アプリのインストール]
$ sudo apt-get install <パッケージ名>
パッケージ名は調べる必要あり(?)スペースで区切ると複数インストール可能です。[アプリのアンインストール]
$ sudo apt-get remove <パッケージ名>
$ sudo apt-get purge <パッケージ名>
purgeは設定ファイルも含めて削除します。また、autoremoveにするとインストール時に自動で追加されたパッケージもまとめて削除されます。[システムを最新にする]
# apt-get upgrade
インストールしたアプリやOSのシステムファイルを最新のものにアップデートします。apt-get updateと一緒に定期的に実行しましょう。念の為にルート権限で実行しておくのが良いかも
コマンドの入力がめんどくさい!
コマンドが長すぎて入力がめんどくさい!!→Tabキーを使いましょう
コマンドを途中まで入力したところでTabキーを押すと候補が表示されます。
また、コマンドの使い方がよくわからない時はコマンド名の後にhelpを入力して実行すると使い方が表示されます。
Ubuntuと言えばテレビドラマ版ブラッディ・マンデイで主人公が使っていたOSでした。
UbuntuをUSBメモリにインストールすればUSBから起動させることもできるようです。
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