MiWiFi青春版にOpenWrtを導入してみた

MiWiFi nanoにOpenWrtをインストールしてみた。


OpenWrtの導入 (※無線機能は使えません)

MiWiFi nano(青春版)は「MediaTek MT7628」が使われています。
OpenWrtのサイトから使われているチップに合ったものを探してきます。
http://downloads.openwrt.org/chaos_calmer/15.05/ramips/mt7628/
ここのopenwrt-15.05-ramips-mt7628-mt7628-squashfs-sysupgrade.binが使えそうだと思いました。

TelnetでMiWiFiにアクセスしてまずは以下のコマンドでファームウェアを書き込む領域を確認します。

root@XiaoQiang:~# cat /proc/mtd
dev:    size   erasesize  name
mtd0: 01000000 00010000 "ALL"
mtd1: 00030000 00010000 "Bootloader"
mtd2: 00010000 00010000 "Config"
mtd3: 00010000 00010000 "Factory"
mtd4: 00ba0000 00010000 "OS1"
mtd5: 00a30000 00010000 "rootfs"
mtd6: 00240000 00010000 "OS2"
mtd7: 000c0000 00010000 "data"
mtd8: 00100000 00010000 "overlay"
mtd9: 00010000 00010000 "crash"
mtd10: 00ba0000 00010000 "firmware"

「firmware」の領域に書き込めば良さそうです。
それではOpenWrtをダウンロードしてファームウェアを書き込んでみましょう。
# cd /tmp
# wget http://downloads.openwrt.org/chaos_calmer/15.05/ramips/mt7628/openwrt-15.05-ramips-mt7628-mt7628-squashfs-sysupgrade.bin
# mtd -r write /tmp/openwrt-15.05-ramips-mt7628-mt7628-squashfs-sysupgrade.bin firmware
ファイルの書き込みが可能なディレクトリはtmpフォルダです。ここにOpenWrtのファームウェアをダウンロードします。
mtdコマンドでFWをfirmware領域に書き込めば完了です。書き込みが完了すると自動で再起動します。
root@XiaoQiang:/tmp# mtd -r write /tmp/openwrt-15.05-ramips-mt7628-mt7628-squashfs-sysupgrade.bin firmware
Unlocking firmware ...

Writing from /tmp/openwrt-15.05-ramips-mt7628-mt7628-squashfs-sysupgrade.bin to
firmware ...     [w]
Rebooting ...

とりあえず動いた

再起動したらOpenWrtが使えます。(本体LEDはオレンジのまま)
設定画面にアクセスするにはブラウザで192.168.1.1にアクセスします。

無線は動かない?
OpenWrtでは標準でSSHアクセスが使用可能になっています。
SSHでアクセス後、パッケージ管理コマンドopkgを使って機能を追加することができるのが特徴です。
追加できるパッケージ一覧



OpenWrtのサイトにあるMiWiFi nanoページにはPandoraBoxというOpenWrtの派生版(?)を導入しています。
MiWiFi nanoのFWはXiaomi_R1CLのようです。こっちは無線機能が使えるとか

Xiaomi MiWiFi青春版向けのOpenWrtをコンパイルしてみる



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